解説3(終わり)

    やっとamazonの通販が始まりました。
    編集さんが頑張ってくれたのか、思った以上に早く審査通ったようです。(お待ちくださっていた方おられましたら上記amazonの文字をクリックで販売サイトへ行けます。)

    それでは続きです。
    今後の展開に悩む中、また新たな問題が出てきてしまいました・・・それは女子高生を出しちゃダメというお達しが編集部から出たんです…

    これまでの連載でも全く規制がなかったわけではありませんが、そこまで厳しい規制は受けたことがなかったのでまさに予想外。
    だって学園てタイトルでうたってるのに・・・早く言ってほしかった・・・・

    これで 1.物語の方向性が決まってない  2.ヒロイン格の女性も決まってない  3.学園モノなのに学生が出せない の3重苦です。

    とりあえず今後の伏線に使えそうなキャラだけでも出しておこうと、催眠にかからない養護教諭を3話目に出しました。(これが結果良かったです。)

    女子高生を出せないことと、2話目でかなりハイスペックな女性を出してしまったことで、やむを得ず男の目的を《学園内での立場を上げるために催眠を使う》に決めました。

    でも学園内での権力闘争的な話なんてエロ漫画として面白くないし、設定もありふれちゃうし、旧財閥のご令嬢なんか2話目で出しちゃったんで、女性の肩書としてはこれ以上のモノは出しにくいし…さあどんなキャラの女性で話を進めるか…

    で、5話目は格は下がるが学園内での立場は上の理事長婦人登場ってわけです(笑)

    さて、残り4話。そろそろ本格的にラスボスを考えなくてはなりません。

    そんな折、編集さんから「やはり学園モノだし、1度くらいは学生を出してもいい(ただし制服とかは描かない)と編集長と話した」と連絡をもらったので、‛よし!それならラスボスは流行りの生徒会長だ!’ とキャラを決め、ネーム(セリフとコマ割りと状況のわかる簡単なラフを書いたもの)を提出。

    しかし、結局やはり女子高生は出せないということになり、設定を変更。‛伝説の元生徒会長’というよくわからないキャラがラスボスになってしましました(笑)

    さて・・・そんなこんなで伝説の元生徒会長も催眠に堕ち、いよいよ物語も落さなくてはいけません…

    正直何の伏線も張ってないですし、キャラもストーリーも行き当たりばったり・・・

    編集さんからは「やはり最終回は読者がアッと驚くような展開に・・」 なんて言われちゃうし、本当に困った・・・

    いつもコメントやメールくださるファンの方たちからも、オチの予想が届くんですが、それに乗っちゃうのも気が引けるしで、まあ一ヵ月くらい色々悩みました。

    で、出した結論があのオチです。 色々ご批判もあろうかと思いますが
    1.何故学生が出てこないのか 2.なんだかよくわからない目的で動いていた男の行動理由 3.いい思いばかりしていた男に最後の鉄槌  という回収したい問題を一応全てクリアできたので、僕的には結構満足しています。

    そんなわけで、いつも以上に展開に悩まされた連載でしたが、その分思い入れも強いです。

    ご購読いただいた方はこれを読んだうえでもう一度読み直していただくか、まだお買い求めされていない方はどんなオチになっているか見ていただけると嬉しいです。

    s-催眠調教学園 表紙販売サイト amazon DMM とらのあな オータムリーフ ヨドバシ.com








    コミック催眠調教学園 解説2

    すみません続き遅くなりました。

    早速のコメントありがとうございます!やはりわかってくだっさる方がいると嬉しいですね。
    いただいたコメントにはまた後日お返事させていただきます。

    また、amazonでの販売がないせいもあるかとは思いますが、DMMさんで週間売り上げ3位(コミックだけでしたら1位)
    オータムリーフさんでも週間売り上げ1位いただきました。お買い上げいただいた皆様本当にありがとうございます。

    さて続きですが、その前に先回の記事についてちょっと書き方が悪かったところがあるので訂正させていただくと、エロ漫画のHシーンの割合ですが別に決まっているわけではありません。ですからHシーンがない漫画を描いても編集部がOKすれば構わないわけです。

    ただよほど実績ある作家さんか、ストーリー上どうしても必要な場合でしかOKしてもらえませんし、作家さんもそれをやっても人気はまず取れないこと知っていますのでやりません。

    一昔前、MUJIN 夢雅 といった雑誌がバカ売れしていたころなんかは、編集さんからそれらの雑誌を見習って、ランダムにページをめくったら殆どHシーンが来るくらいの雑誌にしたいと良く言われました。
    つまりストーリーなんかに凝るより9割Hシーンの漫画をかけというわけです。

    実際そういう漫画の方がアンケートも良く、売り上げもいいんですよね…

    まあおかげで、短いページでキャラ付けとシチュエーションを盛り込む技術は叩き込まれた気はします。

    話がそれました。
    催眠調教学園の連載開始後に悩んだのは物語の方向性です。(そんなもん先に考えておけよって話ですが・・・)

    主人公はどんな男で、何が目的なのか、そもそも目的があるのか まあ始まってから考えりゃいいや。って感じで始めてしまったので、2話目から早くも行き詰りました・・・

    次々に女性を催眠に落としていく話ですから、やはり最後の目標になる女性を出すべきだろうと考えまして、2話目はその女性を出すことにしました。

    実は2話の最初に出てくる白鳥先生、彼女本当はこの物語のメインヒロインとして登場させたんです。
    高飛車で旧財閥のお嬢様。 ラスボスっぽい設定でしょ?(笑)

    このあと各話少しずつ登場させてキャラ付けし、魅力的なヒロインに育ったところで落として大団円!てな感じで考えたんですが、編集さんの 3話目彼女で行きましょう!の一言と、ビジュアル的にもキャラ的のもどうもヒロインとしてしっくりこなかったのもあって、あっさりその案は捨てました。

    さあまた1から考え直しです。どうしたものか…・と悩んでいたら更にまた大きな問題が勃発しました…

    えー・・・またあざとい引きですが、長くなったのと、この後明日までの仕事がありますので続きはまた明日夜にでも。
    すみません・・・



    s-催眠調教学園 表紙
    販売サイト DMM 






    催眠調教学園発売開始!作品解説1

    昨日よりコミック 『催眠調教学園』 が、発売開始になりました! 宣伝もかねて内容の解説させていただこうかと思います。

    その前に、この作品がなんと 『あきばBlog』  さんで取り上げていただいてます。(記事はこちら→あきばBlog )

    どこの出版社の編集さんも、'あきばBlog さんに紹介されると売れ行きが全然違う’ というほど影響力の大きなサイトですので、本当にありがたいです(笑) 過去紹介していただいた 【誘惑の年上アパート】 は確かに凄く売れましたからねー。今回もそうなるといいですが…

    ところが困ったことにamazonでは今のところ販売されてません。
    タイトルに学園とついたのがまずかったのではと推測してますが、審査対象になってるらしいです。

    でもはっきり言っときます!学園とついてますが、学生はHシーンに全く出てきません!!(この辺の事情は後の解説の中で出てきます。)
    他の出版社では考えられないほど色々気を使って連載してたのに、この仕打ち…せめて審査するなら販売前までにしてほしかった…
    審査に通れば2・3週間後には購入可能になるそうです。


    それでは解説です(ここから後はネタバレ含みますので、購入予定の方は読んだ後で見ていただけましたら・・・)

    まず連載開始前、リイド社で編集長・担当編集さんと連載の方向性を話し合いました。

    最初に決めたのは、〔3か月ごとの季刊誌なので、前の話を覚えている読者は少ないだろうから、登場人物や物語自体に繋がりはあっても1話1話は切り良く完結させる形の連載にしていこう〕ということでした。

    次にジャンルですが、僕の場合大体どこの編集さんに会っても求められるのは、人妻・凌辱・催眠・調教モノのどれかなので、最近やっていない催眠モノなんてどうでしょう?と提案させてもらうと、いいですね! とあっさり決定。(後日後悔することになりますが・・・)

    で学園が舞台で毎回違う女性が出てきて…なんて大枠が決まりました。

    ところがここでまず1つ目の大問題が。‛1話18Pでお願いします。’ と言われてしまったんです…

    他誌では大体20P以上もらっているので、今回もそうだろうと勝手に思っていました・・・

    たかが2枚の違いだろうと思われるかもしれませんが、エロ漫画の2枚は普通の漫画の4・5枚分に相当するんです(多分ほかの作家さんも同意してくれると思います)

    というのもエロ漫画の場合、大体3分の2から最低でも5分の3はHシーンを入れなくてはいけないので、20Pの場合はHシーンが12から14Pになります。 つまり、残りの6~8PでHまで持っていくシチュエーションとキャラの説明をしなきゃならんわけです。
    (表紙とオチに使うページを考えたら実際には更に少なくて5・6Pしか使えません。)

    前にも書いたと思いますが、あのBOYS BE・・・(古い)だって告白して付き合うまでに19Pかかってるのに、エロ漫画は5・6Pで服脱がせてHまで持ってくわけです。いかに無茶な事かお分かりいただけるかと思います。

    前置きが長くなりましたが、それよりさらに2P少ない…しかも催眠モノ・・・・目の前真っ暗です。

    催眠モノの難しさは、このジャンルが好きな人は結構知識があるので、テレビなんかで催眠術師が簡単に催眠をかけるような展開は描きにくいんです。 

    つまり催眠導入の部分をいいかげんに描くと全くリアリティーを感じてもらえませんし、かといって本気で描けばそれこそ催眠にかかるまで10Pは必要になります…

    物語の舞台の状況説明、登場人物のそれぞれのキャラクター説明、更に催眠にかけるまでのプロセスと催眠導入シーン・・・これを大体6Pでやらねばならなくなりました…

    長くなりますので続きは後日 解説2 にて。 (こんな愚痴ばかりで読んでいただけるかな・・・)





    コミック発売中!

    なぜかしばらくの間ブログの管理者ページにログインできなくなってまして、コミック発売前に宣伝もできませんでした…
    FC2も色々ヤバい事になってきてるみたいですし、移転も考えなきゃいけませんかね…

    さて、すでに17日からコミック’肉女医’が発売されています。

    しかしなぜか表紙は女医ではなく、狙われた巨乳 結衣 の方が表紙になってます(笑)
    本当は裏側の方が表紙になる予定だったんですが、僕の描いた下書きの出来が悪く、’こっちの方がいいだろう’という編集部の判断でああなりました。

    僕的には、今回の売りは【肉女医】以上に【誘惑の年上アパート番外編】の方だったので結果オーライなんですが、表紙もあんまり結衣っぽくないですね(汗)

    作品解説ですが、ANGEL倶楽部のブログの方で詳しくやっていただいてます。
    興味ある方は是非のぞいてみてください。 →青文字クリックでブログに移動します ANGEL倶楽部編集部通信

    それ以外で内容について補足いたしますと、まず肉女医ですが、元々5話くらいの短期連載のつもりで始めました。
    なぜかというと、誘惑の年上アパート番外編をやりたかったからです(笑)

    それでも連載中はありがたいことにアンケートもよく、結局6話まで話が延びました(上手く纏められなかったのもありますが)

    中には話を急いで終わらせた感があったからか、打ち切りになったのではと思われた方もいらっしゃいましたが、そうではありません。ただ6話目は、2話くらいに分けて調教後の姿を描いてもよかったかなとは思ってます。

    そして問題の誘惑の年上アパート番外編ですが、こちらは昔から続編が見たい・あの後どうなったか知りたい等々のご要望をメールやコメントで多数いただいていて、そんなことはほかの作品ではまずなかったので、いずれやりたいとは思っていました。

    で、描いてみたわけですが、実際にはいろいろ悩みました。

    まず元々がハーレム展開の作品なので、凌辱色を加えることで元々のファンの方から反感を買うのではないかということと、後日談とするか、あくまで平行世界の別の話として描くかということです。

    結局結論も出ないまま描きはじめ、結果ああいう感じになりました。

    ですから後日談と取るかパラレルワールドの話として読むかは読者の方に丸投げです・・・すみません。

    しかし反響はすごくて、あまりネットでは話題にならない僕が、色々な寝取られ関係のスレッドやブログで取り上げていただけ(批判も多くありましたが)やって良かったと思ってます。

    できれば今後も保険販売員のおねーさんの話や、大家さんの話、結衣のその後なんかも描きたいと思ってますが、それもこれもコミックが売れてくれないと編集部に受け入れてもらえませんので、皆様是非買ってくださいね(笑)

    肉女医肉女医amazon