新連載についての記事が中断中

    ですが、そもそもこの長ったらしい記事を書こうと思った理由は、

    ・新連載のアイデアを考えてあったので、そのプレゼンを担当さんにする前に自分の考え方を整理しておきたかったことと、

    ・同時に雑誌の巻末記事用のインタビューがあり、そこで話すことをある程度考えておきたかったから

    でした。

    結果から言いますと、僕の考えたアイデアの採用がきまり、インタビューも何とか無事こなせました。

    読者の方には別に当然のことと思われるかもしれませんが、自分が考えたストーリをそのまま描かせてもらえるなど稀ですし、今回のアイデアは特に2年ほど前から温めていたものなので、是非ともやりたかったのです。

    インタビューの方は、何か偉そうに語ってしまった気がするので、どんな記事になるか戦々恐々ですが・・・まあ、インタビュアーのマーコさんがうまくまとめてくれるでしょう。

    気になる方は是非30日発売のANGEL倶楽部誌をお買い求めください(笑)

    新連載の構想中3はまた後日ちゃんと書かせていただきます。
    内容についても少し触れますので、もう少々お待ちくださいね。





    もう中日ファンはやめだ!!

    大方の予想通り落合監督が今季限りで退団になりました。

    あれだけの実績を残してきた名監督が、こんな大事なときにこんな形で退任を発表されるとは・・・

    もちろん監督自身が言っておられるように、契約だから仕方がないのかもしれませんが、余りにも無神経すぎる。

    ちょっと詳しいファンであれば知っていることですが、中日ドラゴンズは、ファンも名古屋のマスコミも(主に中日新聞)球団自身も地元意識が強すぎて外様に冷たく、

    またその全てが直ぐ派閥争いを始める呆れた体質を持っているので、落合監督のあの性格が受け入れられるはずも無く、敵ばかりが多くなってのこの人事だと思われます。

    僕も名古屋にいる頃はその地元意識を肯定的に捉えていたので、偉そうには言えませんが、求められる成績を上げ続けた人に、このような仕打ちをするのを見るのは個人的に許せません。

    観客動員が減っていることも原因と言われていますが、そんなものはそれこそ監督に関係なくフロントの責任です。監督をクビにする以前にクビにしなきゃならないのはどちらか・・・

    そもそも高木監督で客が呼べるでしょうか?
    高木守道という方は名選手で好きな選手でしたが、監督としては地味なうえにとても有能とは言えない人です(ビックリするような迷采配を過去よく見ました)

    おそらく立浪さんが、コーチとして入って2・3年後には監督という既定路線の繋ぎということでしょう。

    これで当分落合監督の復活の目もなくなりました。もう僕も未練はありません。

    これからは落合監督が行かれる球団を応援します。多分数年内にどこかが監督として招聘するでしょう。

    さらばドラゴンズ。 今シーズンは精一杯応援します。



    M女コレクション 解説

    すみません。忙しい時期を迎えて、新連載の構想中の記事が途中になってますが、また近日中に続き書きますのでご容赦ください。

    さてコミック‘M女コレクション’が先日発売になりました。
    お買い上げいただいた方、大変ありがとうございます。

    あの作品は、好評だった‘誘惑の年上アパート’の次の作品ということで、結構プレッシャーのある中での構想になりました。

    編集部からは、『縛りものなんてどうですか?』というリクエストがあり、正直エンジェル倶楽部では、ハードな陵辱モノよりも 誘惑の年上アパート のような、ほのぼの和姦系の方が(僕の場合)受けるのが分かっていたので、内心(困ったな)と思ったのですが、まあ、あまり深刻な展開にしなければ大丈夫と思いなおしてアイデアを練りました。

    まず、最初に考えたのが1話目のヒロインのコスチュームで、これはその頃読んだ何かの漫画で喪服が出てきて、いいなーと思ったので決めました。

    次に登場する女性のキャラクターを考えたのですが、この漫画でも何人かの女性を出すことを決めていたので、ひとりひとりにしっかりキャラ付する為のページは割けないと思い、最初からイメージしやすい高嶺の花的な女性像をと考え、1話目は‘人妻・女優’で行くことに決めました。

    ここまで来るとあとは連想ゲームです。

    女優と結婚しているのだから、相手は大金持ちとか、俳優仲間とかプロデューサーとか・・・で、ほかの女性にも立場を利用して手を出せそうなプロデューサーに決定→

    喪服だから夫には死んでもらう→息子を主人公に→女性受けも考えて息子はイケメンに→

    遺品の中に過去の女たちのビデオを見つける→ただのビデオでは面白くないので、たまたまテレビで観た変り種USBの寿司フィギュアなんてどうだろう→6個ほどあれば最低でも6人は女性を出せるなー・・・

    と、ここまではすんなりと決まりました。
    そしてこのアイデアが纏まった瞬間、またウケる!という確信に近い感覚がありました。

    このアイデアの良かったところは、
    1.まずさほど状況に違和感なく女優・女子アナ・アイドルなどの女性達を出せること
    2.死んだ親父によって、すでに調教されているので、調教シーンを描く必要がなく、1話(もしくは2話)程度で一人の女性を落とせること
    3.死んだ父親以上の男になってみせると主人公が考えている事で、一応テーマらしいものができたこと

    などです。

    特に3は、《僕はエロ漫画にテーマなどなくてよい》と考えなので、どうでも良かったのですが、誘惑の年上アパートのときにいただいた感想やコメント・ネットでの評価などをみると、

    『何が描きたかったのか分からない』とか『ご都合主義のヤルだけ漫画』的なものが案外多かったので、

    〈そんなら一応テーマ(らしきもの)もいれてやるわい〉と、少年漫画のような《親父越え》をテーマの漫画にしました。

    連載終了後、いつも感想のメールを下さる方が、『取ってつけたような少年漫画のようなオチ』と鋭い意見を下さいましたが、まあ取ってつけたわけではありませんが、《ほら、エロ漫画にテーマなんかいらないでしょ》という僕からの皮肉をこめたオチなので、ちょっとドキッとしましたね(笑)

    でも意外にも、編集さんや、身近な人たちにはあのテーマがあったことの評価が高かったです。

    さて、長々と書いてしまい読んでくださった方ありがとうございます。

    おかげさまで、連載当時は聞いた範囲でずっとアンケート1位でした。これも皆様の応援のおかげです。
    コミックで読んでいただくとまた違った感想がおありだとおもいますので、忌憚ないご意見いただけますとありがたいです。

    これからも応援よろしくお願いいたします。














    デビュー後、漫画家として生き残るために考えたこと2

    突然長い記事を書き始め、驚いたかたもおられるかもしれませんが、まあこれにはちょっとした理由があります.

    大した理由でもないので、そこはあまり気にせず、もう少しお付き合いいただければと思います。

    さて、先回はどういったスタイルの漫画を描くかについてデビュー当時考えたことを書かせていただきましたが、内容に関して考えたことは、2つ有りました。

    1つは陵辱系でいくこと。
    当時は、ラブラブ和姦ものが主流だったので、ニッチ層を狙った事と、‘16〜20Pで簡単にHまで行ける漫画なんて描きたくないわい!BOYS BE・・・だって18Pで行けて告白までだわい!!’なんて若い頃にありがちな、尖ったことも考えておりました(笑)

    後、‘男の本性としてレイプ願望は必ずあるはず。そのほうがあらゆる層に受けるはず’なんて心理学かぶれにありがちな分かったような分析もしてました。
    よく考えればラブラブ和姦モノだって、男性の願望の一つではあるわけでしょうが・・・

    2つめは 背徳感のある作品を描くこと。
    ただ陵辱物を描いても、ほかの作家さんもたくさん描いているし特徴(ウリ)にならないと思い、背徳感のある陵辱モノを目指しました。

    結果として催眠モノ・寝取られモノが多くなり、寝取られ系(NTR)なんてジャンルが確立してきた6・7年前にはそれ系の代表作家の一人的な扱いをしていただき、名前も多少売れました。(最近は全然ですが)

    ただ僕自身は寝取られ作品を書いている意識は当時もなく、背徳感が強いと僕が考えるシチュエーションに偶々寝取られものが多かっただけなのですが・・・

    まあこのへんの戦略も結果的には上手くいった(と思っている)ので、先回自慢げに‘多少自信がある’なんて書いてしまった裏付けになっています。







    デビュー後、漫画家として生き残るために考えたこと1

    僕には漫画家としての才能が、ほとんどありません。
    これは謙遜でもなんでもなく事実で、それは長年僕の漫画を読んでくださっている方には自明でしょう。

    奇抜なアイデアもなく、代わり映えしないマンネリなストーリーと展開・・・良く10年以上やって行けているものです。

    そんな僕ですが、ただ一つ多少自信をもっていることがあります。それは自己分析の能力です。
    学生時代、心理学・精神分析学の本を読み漁っていたおかげか、他人に対しての分析はともかく、自分に対しては、過大評価することなく、比較的冷静に鑑みることが出来ていると自負しています(漫画家にとってはあまりいい事ではありませんが・・・)

    これをどう漫画にいかしているかというと、漫画の内容そのものではなく、才能のない僕がどういう漫画を描いたら漫画家として生き残っていけるかというようなことを考える事(簡単にいえば自分自身を上手くプロデュースしていくこと)にいかしています。

    10数年前のデビュー当時も、漫画家としてやっていくにはどうしたらいいか色々考えました。以前にも書きましたが、

    1、8頭身位のキャラを描く事 
    (当時はロリ漫画全盛期で、意外と頭身の高い絵がが少なかったので狙い目だと思ったのと、某事件をきっかけにロリコン漫画への風当たりが強く、いずれロリモノは描けなくなる可能性があると思ったからです。これは最近になって現実味を帯びてきてますね。)

    2、流行を追わずに、見やすい、普遍的な絵を目指す事 
    (流行りの絵を追いかけても、どうせ直ぐ次の流行がきますし、不器用な僕が流れに乗り続ける事は無理だと思い、自分の絵の上達のみを目指すことにしました。デビュー当時から古い絵だと言われ、今も大して進歩してませんが、まあ比較的嫌われにくい絵のようです。)

    3、コマ割りを見やすくする
    (今もそうですが、当時はとにかく派手なコマ割りが流行っていて、正直僕は読みにくいと思っていたので、読みやすいよう非常にオーソドックスなコマ割ばかりにしました。これなら普段漫画を読まないような人でも読みやすいので、初見でも読んでもらえる率が高く、非常にいい判断だったと自負しています。結果論ですが、携帯コミックにするときもコマが切り取りやすいと編集して下さる方に好評です(笑)

    4、ストーリーを凝らない
    才能が無いので凄い話は思いつきません。そこで一昔前の人気エロ劇画を参考にすることにしました。
    と言ってもストーリーをパクるのではなく、そのスタイルです。
    僕が参考にした数人の作家さんの漫画は、失礼ながらあまりストーリーがなく、オチもない。でもエロい!!
    どこにそのエロさの秘密があるかと言えば、ほぼ決まって導入部分のシチュエーションがいいのです。

    別に凝った設定は必要なく、多少マンネリ・ありがちでも読者に‘このシチュエーションでHがしたい’
    と思わせられればエロ漫画は勝ちです。後はそれに合ったキャラクターと、簡単なオチさえ付けられれば・・・

    とまあ大体この4つを基本に置いて始めました。
    どれも当たり前のことのようですが、実際にはほとんど誰もやっていないので僕は生き残れているわけです。
    (自信をもって漫画家をやろうと云う人間はこんなこと考えないので当然ですが・・・)

    もちろんデビュー当初は、長い導入部分を直されてばかりで、僕の考えるシチュエーションは中々描かせてもらえませんでした。人気も取れず悶々としていたところをコミック幻羅に拾ってもらい、‘人気さえ取れば何も言わない’という編集長の方針のおかげで、思い切って長めの導入(シチュエーション部分)を描け、お陰様で人気も取れました。

    もちろん大抵の漫画さんもここに関しては同じように考えていて、‘俺だって長い導入部を書ければ、もっと人気出るんだ’ という声をよく聞きますが、そこは正に運と上手い立ち回りが必要なところです。

    長くなるので2に続きます。







    ルパンVS複製人間

    仕事しながらつい見入っちゃいました。
    もう20回以上みてるんですが・・・(笑)

    カリオストロの城ももちろん大好きですが、やはりルパン三世という作品の映画として、正直僕の中で軍配はこちらに上がります。
    好きなアニメ映画ベスト10を上げるとしてもランクインするほど好きですね。(カリオストロも入ってますが。)

    やはり名作は、どれだけ時代がかわっても色あせませんねー。
    出だし、銭形警部が蝙蝠傘のカイトに乗って逃げていくルパンに向かって銃を打つシーン
    4発目でタイトルに行く演出なんて、何度見ても鳥肌が立ちます。

    最後、TV放送だとカットされることの多いルパン音頭も入っていたのが良かったです。

    子供の頃、マモーの怖さはトラウマになりそうな程でしたが、あのキャラの造形もさることながら、やはり演出のうまさによって恐怖心が増幅されていたことが今ならよくわかります。

    特に僕が怖かったのが、初めにマモーのアジトに潜入したときの背景の景色でしたが、あれにはシュールレアリスムの画家ジョルジョ・デ・キリコの作品が使われています。
    恐怖というよりは、郷愁・不安といった感情の方が近い感じがしますが、ああいうものを巧みに織り混ぜる演出が作品に深みを与え、効果も上げる・・・本当に素晴らしいです。

    あ、後、不二子に関する豆知識ですが、作品毎にどうもキャラがまちまちなのは、原作者のモンキー・パンチさんがルパンに出てくるヒロイン格の女性キャラにすべて峰不二子という名前を付けていたからで、名前が同じでも人物はそれぞれ別というややこやしい事になっていて、それをアニメ化する際無理やり統一してひとりのキャラクターにしたため、なんだかよくわからない謎めいたキャラになっているそうです。(大昔に読んだ情報なので、間違っているかもしれませんが・・・)

    キャラの作り方ひとつにしても色々あって勉強になりますねー・・・

    通りの神秘と憂愁
    通りの神秘と憂愁