1984

    ネームをやりにいった漫画喫茶で、島本和彦先生のアオイホノオを読みました。

    島本先生が漫画家を目指していた大学生時代のお話で、庵野秀明さんや山賀博之さん・矢野健太郎さんなど、漫画・アニメファンなら当然知っているような方々が同窓であり、かなり脚色はされているでしょうが、とても面白く、又(俺もそんな気持ちだったなー・・・)などとつい自分を重ねて読んでしまいました。

    で、そこから自分が何故漫画家を目指そうと思ったのかを思い出していたのですが、僕の場合(別に誰も知りたくはないでしょうが・・)その答えは1984年にあります。

    歳がばれてしまいますが、この年ぼくは14歳。碇シンジくんと同じ歳。アイデンティティーの確立期真っ只中だったわけですが、1984年というのはアニメ界にとってはまさに奇跡といっていい年でした。

    なにせ2月にはうる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーが、3月には風の谷のナウシカが、7月には超時空要塞マクロス・愛覚えていますか というアニメ史に燦然と輝く名作劇場版作品が3本も公開された年だったんです。

    皆さんご存知押井守監督・宮崎駿監督の出世作。 マクロスの河森 正治監督も世界的に評価の高い方です。こんな凄い方々の作品を立て続けに見せられては‘僕も何かやりたい!’と勘違いするのも止むを得ないのではないでしょうか・・・

    まあ勘違いに気付くのも早かったですが、あきらめも悪かったので、なんとかしがみついてこの業界で仕事させていただいております。 当初の予定とは大分違いますが、楽しんでやらせていただいているので後悔はまるでありません。

    しかし今後あの年を越えるようなアニメ当たり年はやってくるんでしょうかねー・・・

    コメント

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    No title

    au様
    前の記事ですが、よく計算してみたら、14歳じゃなく13歳でした・・・まあどうでもいいことですが(汗)
    スレイヤーズや天地無用だと、僕がちょうど上京した頃ですねー。懐かしい。
    あれからももう15年近く経つんですねー・・・

    お茶のこともありがとうございます。
    緑茶ならすぐ飲めるのでいいですね。最近はヘルシオや黒ウーロン茶などを高くても買って飲んでます。ジュースはやめました(笑)
    紅茶も好きなので、コーヒーと交互にでも飲んでみます。ありがとうございました!

    確かに、1980年生まれの私でも知ってるような作品・先生方ばかりで、まさに奇跡的な年といえますよね。
    僕が同年台の頃はスレイヤーズとか天地無用とかでした(笑)。エヴァも劇場版を見に行ったことがあります。Tv放送はみてませんでしたが、友人に強制連行されました。

    追記:以前、風邪の話題の時にお茶をオススメしたんですが、あれは特別な物ではなく普通の緑茶のことです。烏龍茶やストレートティーにはビタミンCは殆ど入ってないので、紅茶の場合はレモンティーとかアップルティーとかがオススメですよ。