エロ漫画家の立場から・・・

    今回の都条例のについて、可決前ブログ等に書かなかったのは理由があって

    1、僕達エロ漫画家は、この条例の当事者であって何を書いても保身としか受け取られない可能性が高いこと

    2、また、変なことを書いて、僕たちに代わり漫画界を代表して戦ってくださっているちば先生らの活動の邪魔になってはいけないと考えていたからです。

    残念ながら、条例は可決されました。
     
    でもだからと言ってこのむちゃくちゃな条例に反対しないわけには行きません!
    今後は、この条例可決に勢いを得て国会でも似たような法案が再度提出されることになるでしょう。
    ですから戦いはこれからも続きます。

    今なら僕らエロ漫画家が多少変なことを書いて、仮に批判や反対意見が出たとしても議論する時間は十分にあり、またそのことで少しでもこの問題の重要さが世間一般に広まればいいと考えます。

    それでは多少長くなりますが、エロ漫画家星野竜一個人としての条例に対する見解を述べさせていただきます。
    (興味ない方・また読むのが面倒な方はせめて下青字部分をクリックし、この条例の問題点を聞いてみてください。 条例について

    1 僕自身は漫画における性表現自体になんら問題を感じていない。
      
     そもそも性=悪・恥ずかしいもの と言う考え方自体間違っていると僕は考えています。
    もちろん性犯罪はとんでもない悪ですが、漫画の場合は言うなればオナニーの時の妄想を絵に表現しているようなものであって、現実のものとは明らかに違います。
    また、それから影響を受けて犯罪を犯すと言ったようなことも科学的に見て否定されていると言ってよいです。

    そもそも今回の条例可決をを積極的に推し進めていたのが、創価学会・統一教会・キリスト教矯風会等を始めとする宗教関係の人たちで、言わば偏った思想に基づいて規制を推し進めようとしている事を、世間の人たちは知っているのでしょうか?

    2 現状でも十分と言っていいほど流通規制はされている。

     ネットなどでも規制賛成派の人たちは、十分に自主規制をやって来なかったからその報いだと言う意見をよく見ますが、とんでもない! 僕はこの業界に入ってもう10年以上、まさに自主規制との戦いの日々でした。

    そもそも僕が子供の頃など、エロ本はそこらじゅうにあふれていました。コンビニなどが無い代わりに町のパン屋さん(山崎パンとか敷島パンとか)の一角には本のコーナーがあるところが多く、そこでは今のコンビ二では考えられないような過激な本が売られており、また小さな本屋さんではレジの近くにかなり大きなスペースでエロ本コーナーがありました。

    現状はどうでしょうか?町の小さな本屋さんやパン屋さん自体が激減し、コンビ二ではエロコーナーは片隅に追いやられ、スペースも小さくなり、挙句シール止めで子供が見る事自体ほぼ不可能と言ってよいでしょう。

    ちなみにうちの近所にある本屋さんで僕の本を含む成年マーク付の本を売っている店は1つもありません。

    3 何故漫画・アニメだけが対象なのか?

     そもそもここが一番分かりません。 前にも書きましたが被害者がいない。漫画・アニメの影響にによって犯罪が起こされる可能性は統計的にも科学的にもほぼ否定されているのになぜこんなに焦って条例化しなければならないのでしょうか・・・?

    まだまだ本当は書きたいことがありますが、まずはここまでにさせていただきます。長い文章読んでいただきありがとうございました。
    このような意見も踏まえて、今後の選挙の投票の参考にしていただければ幸いです。

    最後に僕がとても感銘を受けたある小説家の教育方針を引用させていただきます。

    ・本を、読んでよいものとわるいものにわけるな

    ・ヌード画を(子供の目から)隠すな

    まったく賛成です。

    ちなみにその作家とは、かの石原慎太郎東京都知事その人です。

    もはやご自分が何を言っていたかも分からなくなってしまっているらしい・・・
    今やただの老害と化したあのお方から変態扱いされて僕は幸せです(笑)

    またまたお詫び・・・

    今月発売のマガジン・ウォー・狼にまたも僕の作品が載っておらず、ご心配のメールを何通かいただきました・・・

    ここのところそういったことが続いており、楽しみにしていただいている皆様には申し訳ない限りです。

    何を書いても言い訳になることは分かっておりますが、現状を少し書かせていただきますと、ちょっと前から妻の体調がおもわしくなく、ここのところは家事育児を殆ど僕がやっている状況です・・・

    まあ普通の人でもたまにノイローゼになったり虐待したりと、おかしくなってしまうほどの事ですから、甘く見てはいませんでしたが、実際一人でやってみると思っていた以上に大変です。
    特に子供も2歳になり、ある程度知恵がついてきたのに善悪の判断まではさほど出来ない状態なので、ほって置くと悪さのし放題。落書き・散らかし・引き出しを開けて中のものを全部出す・・・

    食事も好きなものしか食べなくなってきているので、色々工夫しないと栄養が偏るのであまり適当な食事はだせません。

    公園に連れて行けば、走り回って公園から飛び出して行こうとするので追っかけまわしてもうへとへと・・・

    他にも掃除洗濯と日中は殆ど仕事になりません。
    昼寝してくれる1・2時間と夜眠った後の9時以降が仕事の時間になります。
    それでも疲れているのであまり集中できず、3時ごろには眠くなってきてしまいます。

    漫画家はすわり仕事なので体力的には大して大変ではありませんが、時間だけはどうしたって必要なので現状では殆ど仕事になりません。
    編集さんをはじめ、アシスタントさん、そして読者の方々にご迷惑をかけ申し訳ない気持ちでますます鬱々としてしまってます(涙)

    しかし、他のご家庭はこういう場合どうやって対処しているのでしょうか?よくあるケースだと思うんですが、不思議でなりません。
    まあ、互いの両親に来てもらったりするのでしょうが、うちの場合中々そういうわけに行きませんし・・・

    また愚痴になってしまいました。ごめんなさい。
    中々発散する場も無いのでご容赦くださいね。

    おそらく来月には妻もだいぶ良くなっているはず(!?)なので、今年中になんとかペースを戻して、来年からはまたバリバリやりたいと思っています。

    皆様もう少々お時間ください。

    あけましておめでとうございます。

    皆様、今年もよろしくお願いいたします。

    昨日帰省先の名古屋より帰ってまいりました。何かと慌しくネット環境も無かったので、記事を書くことすら出来ませんでしたが、ようやくいつもの体制に戻りましたので、これからは仕事もブログも頑張ります(笑)


    さて、昨年末にご応募いただいた生原稿プレゼントですが、昨日メールチェックしたところなんと35名もの応募がありました! 正直多くて10名ほどだろうと思っていましたのでびっくりです。
    本当にご応募ありがとうございました。

    中には温かい励ましの言葉や、デビュー当時からのファンだと仰って下さる方などもいて、是非貰っていただきたい方ばかりなのですが、少ないお小遣いの中発送せねばならないため、申しわけありませんが20名の方に絞らせていただきます。ごめんなさい。

    当選者の方には本日中にメール送らせていただきます。送り先の住所・ご希望の枚数・サインの有無などをお書きの上ご返信いただけましたら近日中に送らせていただきます。

    外れた方はごめんなさい。これもメールにて何か原稿等を添付させていただきます。

    それではもう少々お待ちくださいね。

    ひええ・・

    先回の記事からちょっと日がたちましたが、生原稿のプレゼントの応募してくださった方々大変ありがとうございます。

    正直多くて5~10名位の応募だろうとタカをくくっておりましたので、想像以上の応募数に嬉しいやら困ったやら・・・

    抽選に外れた方にも何かしら返信メールで送らせていただきますのでご容赦くださいね。

    しかし企画してよかったと思うのは、今までコンタクトの無かった方からもメールいただけたことです。
    来年に向けていい自信になりました。


    尚、大事なことを書き忘れましたが、未成年の方・もしくはご家族と同居されている方で、勝手に封を開けられてしまう可能性のある方は、内容が内容ですし応募ご遠慮ください。(大問題になりかねませんので)

    後者の方はメールに一筆下されば、大丈夫なシーンを選んで送らせていただきます(笑)

     
    まだまだ募集しておりますので、ご希望の方は右メールフォームから生原稿希望と書いてご応募ください。
    よろしくお願いいたします。