ああアシスタント(その3)
アシスタントなんて言うのは技術を覚えたら一刻も早く辞めた方がいいと言うようなことを
僕の中学の先輩である江川達也先生が言っていたけれど、言い得て妙だと思う。
あれはプロを目指す上で諸刃の剣である。
メリットはもちろん多い。なにせ編集の人と会う機会が増えるし、技術だって学べる。
でも僕がいた先生のところでもそうだけど、長くいればいるほど良くないようだ。
週間連載をこなすような先生にとって技術の高いアシスタントは1人2人必ず必要だし
そうなれば手放したくないのでチーフアシなどと呼ばれてある程度の収入を約束され
居心地が良くなってしまう。当然自分の作品を描く時間も削られ
背景ばっかりものすごく上手で人物がまるで描けないなんてことになる。
実際僕の周りもそんな人ばかりだった・・・
40歳をこえてまだアシをやっていて、先生がこけたらどうするんだろうと思うような人がいたり
まだデビューもしていなにのに他の作家さんの作品の悪口ばかり言っていたりと
正直見ていて自分の末路が怖くなるような人が多いのも事実なのだ。
そんな状態から一刻も早く抜け出したいと思っていた矢先、先に美少女漫画雑誌でデビューしていた島本かおる先生の
勧めもあって僕も今の業界に飛び込んだのだった。
僕の中学の先輩である江川達也先生が言っていたけれど、言い得て妙だと思う。
あれはプロを目指す上で諸刃の剣である。
メリットはもちろん多い。なにせ編集の人と会う機会が増えるし、技術だって学べる。
でも僕がいた先生のところでもそうだけど、長くいればいるほど良くないようだ。
週間連載をこなすような先生にとって技術の高いアシスタントは1人2人必ず必要だし
そうなれば手放したくないのでチーフアシなどと呼ばれてある程度の収入を約束され
居心地が良くなってしまう。当然自分の作品を描く時間も削られ
背景ばっかりものすごく上手で人物がまるで描けないなんてことになる。
実際僕の周りもそんな人ばかりだった・・・
40歳をこえてまだアシをやっていて、先生がこけたらどうするんだろうと思うような人がいたり
まだデビューもしていなにのに他の作家さんの作品の悪口ばかり言っていたりと
正直見ていて自分の末路が怖くなるような人が多いのも事実なのだ。
そんな状態から一刻も早く抜け出したいと思っていた矢先、先に美少女漫画雑誌でデビューしていた島本かおる先生の
勧めもあって僕も今の業界に飛び込んだのだった。
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